【観ました】トイ・ストーリー4
三連休の初日ですが観てきました!
【おすすめ度】
★★☆☆☆
2点/5段階
【感想】※ネタばれあり!
以下、ネタばれありのため続きを読むにて。
長くなってしまったのでサマリは以下の通り。
・情報量が多すぎて観るの疲れる。
・情けないウッディー観るの悲しい。
・「トイ・ストーリー」シリーズでやる必要あった?
さてさて、みんな大好きトイストーリー。1でなんやかんや展開があってバズが仲間になり隣りのワルガキを懲らしめ、2でこちらもなんやかんやありジェシーが仲間になり、1,2どちらも主人公の大役を果たしたウッディーが3でご主人様であるアンディーの元から去り、ボニーの玩具になって大団円で終わる。
アンディーと同じ世代で成長をしてきた私にとって、まさに涙なしには観れない映画がトイストーリー3であり、「トイ・ストーリー」という映画は3で完結したと思っていた。
ところが、である。
トイ・ストーリー3を観終わってから数日後、ネット記事でトイ・ストーリー4作成中!という記事を見たことを覚えている。かなりの衝撃を受け、当時メインで使用していたTwitterで呟いたところ、ディズニー大好きな同期から「マジ!?めっちゃ楽しみ!」というポジティブな反応があったことも。
ただ、私の中でトイ・ストーリーは3で完結しており、どうせ飛ばし記事だろう、と期待していなかった。
というのも、スピンオフならまだしも、正統な続編としてストーリーが「全く」想像出来なかったからである。
ウッディーはおもちゃとしてアンディーの成長を陰に陽に見守ってきた。大学生になり、子供を卒業したアンディーはウッディーの手から離れ、あの感動的なラストシーンと共にボニーの成長を見守るおもちゃとして、ボニーへと引き継がれた。それで終わりである。その後どうなるかを想像するのは鑑賞者の「遊び」の部分であり、そうあるべきだと考えている。
以上を踏まえて、前売り券を買って三連休の初日にトイ・ストーリー4を観てきました。
まず最初のシーンでいきなりの大雨。部屋につくなりハコから勢いよく飛び出すウッディー含むおもちゃたち。窓の外を見てみるとRCが濁流に呑まれ、排水口へと流されようとしている。なんとか救出に成功するものの、並行してボーとの会話シーン。ここでアンディー家から不用品として回収されることに。
ここまで書いていて、やはり思うのが、とにかく情報量が多すぎる!
ストーリーがRCの救出作戦からボーの悲哀まであっちこっちに話が飛び、キャラが移動するため見てるだけで精一杯。(ちなみに途中ウッディーが締め出されてどうした!?となります。)
7歳の娘も一緒に見ていたのですが、ストーリーいまいち把握出来ていませんでした。そりゃそうだ。
さらに昨今の女性を力強く描くディズニーよろしく、ボーのおしとやかな性格はどこへやら、ウッディーがボーのステッキで振り回されまくる。もはやウッディーが主人公となっていない。
ウッディーがばしっとカッコよく決めるのが私の中でのトイ・ストーリーであり、仲間から「もうお前にはついていけねーよ」と見放されて終わりのウッディーは私の中のウッディー像と合致しないんですね。(※トイ・ストーリー3でも見放されるシーンはありましたが、最終的にはウッディーに信頼が戻ります。トイ・ストーリー4ではボーが「頑固」なとこが好き!となって、周りも流されて仲間に戻ることになります。)
最近読んでいるUSJを再建された森岡さんの著書の中で、USJのブランドイメージを再定義する、というシーンがあります。
いわく、「映画のコンテンツを集めたテーマパーク」から「映画も含めたアニメ・ゲーム等のコンテンツを集めたセレクトショップ」への脱皮。
製作者インタビューを見ましたが、今までのアンディーを軸とした映画からウッディーを軸とした映画へ転換した、といった記載がされていましたが、わざわざトイ・ストーリー4でやる必要ありました?と問いたい。
もちろん映像としてのクオリティは高く、まったく観る価値がないと切り捨てはしませんが、トイ・ストーリーシリーズとして期待して観るべきではないとの評価から2点です。
今回かなり辛辣に書いてしまいました。
長文にもかかわらず読んで頂きありがとうございました!